続・伝えるためのデザイン入門

この記事はKCCT-Densan Advent Calendar 2017 - Adventar の5日目の記事です.

 

どうも,エモを切り取って保存する(@xvkv)a.k.a.官取です.

 

予告通り今回は前回の続きです.早速本題に入りましょう.

・読みやすい文章を組み立てる

さて,「読みやすい文章を組み立てる」と言いましたが,これはわかりやすい文章表現を使おうという話ではなく文章のレイアウトにまつわるお話です.

まず,次の2つの例文を見てください.これはある日の僕の行動です.

 

朝起きてからまずトイレに行った.その後,歯を磨きながらどうぶつタワーバトルをしていたが,あまりにも眠気が覚めないので7連敗してやめた.朝食は味噌漬けとお茶漬けにしたが事前にコーヒーを飲んでいたので食べ合わせが悪く気分が悪くなった.昼からはブレードランナー2049を観に行くなどして精神を高めることに成功した.個人的な意見だが,本作はディックの原作にあった雰囲気を前作以上にまとっているような感じを受けた.多分,自分の存在について悩むKのキャラクター像によるところが大きいと思う. 

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朝起きてからまずトイレに行った.その後,歯を磨きながらどうぶつタワーバトルをしていたが,眠気が覚めないので7連敗してやめた.朝食は味噌漬けとお茶漬けにしたが,事前にコーヒーを飲んでいたので食べ合わせが悪く気分が悪くなった.
 昼からはブレードランナー2049を観に行くなどして精神を高めることに成功した.個人的な意見だが,本作はディックの原作にあった雰囲気を前作以上にまとっているような感じを受けた.多分,自分の存在について悩むKのキャラクター像によるところが大きいと思う.

 

これらは一見すると同じ内容が書かれた2つの文章ですが,何が違うのでしょうか.1と2を比較していきましょう.

 まず,1と2を見比べてください.1の文章は字と字の間がとても狭くなっていることがわかりますか?走り書きしたノートの様に字が詰まっているととても読みにくいですね.このように,文章の字間を詰めすぎると可読性が損なわれます.文章の長さやスペースと相談して,狭すぎず広すぎない字間を設定しましょう.

 次です.1と2は同じ内容ながら2のほうが少し語を削っているところがあります.例えば,「あまりにも眠気が」→「眠気が」のように大本の意味を保ったまま語を削っています.これは何故かと言うと,2の文章で「あまりにも眠気が」と書いてしまうと,「あまり」のところで改行されてしまうからです.

「あまり」と「あまりにも」では意味の捉え方が違うため,文の流れを損なってしまいます.他にも下から3行目の改行部分のように,一つのまとまりあるフレーズや単語が改行で切れてしまうようなところでは,できるだけ前後の文字数を調整してフレーズが続くようにしましょう.

 最後に,ひと目見てわかる大きな違いがあります.それは,段落分けです.2では映画を見た話を別の段落に分けています.これは先のフレーズの繋がりにも言えることですが,文章を一つのグループと考えたときに,意味が途切れる所をそのグループの境にすれば,読み手に内容を受け取ってもらいやすくなります.

 また,段落分けの際にインデントを下げていますが,文章が短い場合はインデントをそのままにしたほうが良い場合もあります.例えば次の文章を見てください.

 

 実は明日試験があるのだが,あまりにも眠すぎてこのまま寝てしまいたい気分だ.しかし今日は帰宅してからすぐに寝ていたので勉強時間が足りていない.
 明日は学校の帰りに新しいノートを買っておこう.ついでにシャーペンの替芯も.手持ちのものがいつの間にかなくなってしまっていた.
 試験中に勉強道具を揃えるのはダメ感がすごい(すごい)

 

このように,一つの段落が短い場合にインデントを下げると,行頭がガタガタになってしまい可読性が損なわれます.このような場合では単純に改行をするだけでいいでしょう.

 

さて,このあたりで筆を置きたいと思います.色々書いてみようと思ったのですが,掻い摘んで話すとそこまで長くはならなかったですし,ブログで活かせそうなのはこれくらいですね.そもそも字間の話とかわざわざスタイル指定して字間詰めてるので,正直普通に書くには気にすることもないですが,スライドやポスターを作るときにも参考になると思うのでぜひ意識してみてください.

 

次回更新はカレンダーでいけばujiuji54君が『電算部部長の任期を終えて』について書いてくれるみたいですよ.楽しみですね.

では,次回のAC更新でお会いしましょう(会えるといいね!).